令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

アセットマネジメント (2)

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 VI-2 (幸町北8号館 812講義室)

座長:馬越 正純(オリエンタルコンサルタンツ)

[VI-826] レンガ高架橋の劣化メカニズムの解明

*大上 貴寛1、波多野 景治1 (1. 東日本旅客鉄道株式会社)

キーワード:レンガ高架橋、塩類劣化、劣化対策、粉末X線回折

当社が管理するレンガ高架橋は首都圏の輸送を支えており,日々多くのお客さまに利用されている.一方で古くは明治43年に建造された歴史的に貴重な構造物であるため,レンガ母材の劣化・剥落対策を行うにあたり,景観等に配慮する必要がある.本稿では当社のレンガ高架橋の劣化調査を行い,劣化要因を踏まえた上で,景観へ配慮しネット工法によらない維持管理方法を検討した.調査の結果,レンガ高架橋では塩類劣化が発生しており、レンガ高架橋材料由来のものだと示唆された.維持管理方法としては表面ケレン後の撥水系の表面保護材の塗布と合わせて,白華箇所を弱点箇所とした効率的な目視調査と叩き落しが有効である.

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