令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

アセットマネジメント (3)

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 VI-2 (幸町北8号館 812講義室)

座長:堀 倫裕(大成建設)

[VI-838] 市町による点検結果データの包括的活用が劣化予測に与える影響

*小川 福嗣1、近田 康夫1 (1. 金沢大学)

キーワード:橋梁長寿命化修繕計画、劣化予測、橋梁マネジメント

橋梁の維持管理は各管理者が詳細な点検要領の作成やマネジメントシステムの構築し行われてきた.管理橋梁数が少ない市町は,情報を共有することにより効率的な維持管理が実施できると考えられる.
本研究ではあるI県内の市町から提供を受けた点検結果を用いて,情報共有が劣化予測に与える影響について分析・考察を行った.現状蓄積された点検結果からは,データの選定を適切に行った後に劣化予測を行うことで工学的に妥当と判断できる範囲内の予測を行うことができることを確認できた. 得られた劣化予測について,他の管理者との比較や推定精度について把握するためには,情報共有しベイズ推定を行うことも有効であることを示した.

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