[VI-84] 削孔検層による溶岩洞穴調査の評価方法の検討
キーワード:基礎地盤、溶岩洞穴、空洞調査、削孔検層
主に山岳トンネルの切羽前方探査に用いられる削孔検層検層を溶岩洞穴の分布が懸念される建築物基礎地盤の調査に用いた。調査に先立ち試験施工を行い、空洞の検出および簡略的な岩級判定基準を設定した。また、削孔条件を変化(フィード圧の調整による掘進速度の抑制)させることで、小規模な空洞に対する検出精度を向上を試みた。結果として、小規模な空洞検出能力を向上させることができた。削孔検層は通常、地質調査に使用されるロータリーボーリングに比べて削孔速度が速いことから、同様の地盤条件の調査においては有効な手法の一つと考えられる。
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