鉄道 (8)

[VI-851] スパイラル杭と高強度繊維補強床版を用いたホームドア基礎構造の提案

*野中 隆博¹、西岡 英俊²、大塚 克也³、津島 史人¹、前原 聡¹、猪八重 由之³、菅原 哲也³、藤田 昌幸⁴ (1. 東急建設、2. 鉄道総合技術研究所、3. 東京急行電鉄、4. GTスパイラル)

キーワード：ホームドア、盛土式ホーム、基礎構造、スパイラル杭、高強度繊維補強床版

近年，駅利用者のホーム上から軌道への転落事故防止のためハード面からの対策としてホームドアの設置・整備が進められている．盛土式ホームにおいてはその基礎構造として杭基礎形式（φ200㎜程度の鋼管杭等）が用いられるのが一般的であるが、ホーム上への重機の搬入やホーム上での施工性が問題となっていた．そこで，本稿では．施工のすべての工程が人力で完結するホームドア基礎構造として．鋼管杭の代わりにスパイラル杭を，ホーム受桁（鋼材）の代わりに高強度繊維補強床版を用いた基礎構造を提案するとともに．その性能特性を確認するために実施した載荷試験・試験施工について述べる．