令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

鉄道 (8)

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 VI-3 (幸町北8号館 821講義室)

座長:伊藤 壱記(鉄道総合技術研究所)

[VI-852] 盛土式ホームにおける可動柵杭基礎への性能照査型設計の適用

*大木 基裕1、林 宏樹1、舟橋 秀麿1、五百旗頭 弘憲1 (1. 東海旅客鉄道株式会社)

キーワード:ホーム柵、鋼管杭、性能照査型設計、限界状態、水平載荷試験

ホーム上の安全確保のため可動柵を設置するニーズが高まっている。盛土式ホームにおいては可動柵への作用力は基礎が抵抗する。
まず杭の要求性能や作用力を整理し、次に実物大実験およびその逆解析を行い、2つの結論を得た。
1.杭に作用力を与えた結果、変位はわずかで弾性挙動を示した。なお、この変位量は要求性能を満足する。
2.実験結果に対し弾性床上の梁理論による逆解析を実施した結果、設計上の盛土の地盤ばねは、地盤調査結果から推定される地盤ばねの約半分の剛性に相当した。
簡便な設計法を確立したことから、適切に限界状態を設定すれば小規模な基礎へ展開することが可能である。

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