[VI-868] 空隙の大きな石積み擁壁の耐震補強工事における新しい注入材の実現場での適用性の確認
キーワード:石積み擁壁、耐震補強、営業線近接、ピンナップ工法
地下鉄営業線の石積み擁壁の耐震補強工事としてピンナップ工法が計画された.本工法は石積み背面の裏グリ石を部分的に薬液注入することで固化し,間知石と裏グリ石を一体化させ石積み擁壁の変位および裏グリ石のゆるみを防止し石積み擁壁の耐震性向上を図るものである.
施工初期の品質確認で,現地の裏グリ石の空隙が一般的なものよりも大きく,標準的な注入材では十分に充填されていないことが分かり,空隙が一般的なものよりも大きい裏グリ石に充填可能な新たな注入材を開発し,実大試験で有用性を確認後に本現場で適用し効果確認を行った.
本報では,新しい注入材の実現場での適用確認結果について報告する.
施工初期の品質確認で,現地の裏グリ石の空隙が一般的なものよりも大きく,標準的な注入材では十分に充填されていないことが分かり,空隙が一般的なものよりも大きい裏グリ石に充填可能な新たな注入材を開発し,実大試験で有用性を確認後に本現場で適用し効果確認を行った.
本報では,新しい注入材の実現場での適用確認結果について報告する.
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