令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守 (7)

2019年9月5日(木) 08:40 〜 10:10 VI-4 (幸町北8号館 822講義室)

座長:薮中 嘉彦(西日本旅客鉄道)

[VI-884] レール高低調整用可変パッドの損傷低減対策品に関する検討

*鈴木 実1、枡田 吉弘1 (1. 公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード:レール高低調整、可変パッド、補強繊維、環状オレフィン樹脂、ポリアリレート繊維

スラブ軌道ではレール高さ調整のため,可変パッドが用いられている.可変パッドには列車荷重の他,レールのふく進力などが作用し,ふく進量が多い伸縮継目付近などで損傷や抜け出しが生じる場合がある.可変パッドの温度特性に着目した結果,一部の製品では高温時の材料強度の低下が損傷要因の1つとなる可能性が示唆された.このため,可変パッドの温度特性に着目し,ポリアリレート繊維を用いた改良品と環状オレフィンポリマー樹脂を用いた開発品を試作した.これらは,特性評価試験により低温時の可撓性や高温時の機械的強度,耐衝撃性などの改善が確認され,損傷が頻発する箇所などへの導入時に耐久性の向上が期待される.

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