令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守 (8)

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 VI-4 (幸町北8号館 822講義室)

座長:堀籠 健(東日本旅客鉄道)

[VI-890] 弾性波(P波)速度を用いた鉄道バラストの剛性評価に関する研究

*福中 力也1、桃谷 尚嗣1、中村 貴久1、木次谷 一平1、権藤 徹1 (1. 鉄道総合技術研究所)

キーワード:弾性波、破砕、細粒化、剛性評価、ヤング率、バラスト

鉄道バラストは、破砕・細粒化が進行すると、軌道沈下や道床噴泥などを引き起こす要因となる。バラスト軌道の維持管理の観点から、バラストの破砕・細粒化に伴う道床の状態を定量的に捉えることは重要である。本研究では、地盤調査分野等で広く用いられている弾性波に着目して、弾性波測定によるバラストの剛性評価を行った。バラストの破砕・細粒化の度合いに関する弾性波速度の基礎的検討を行った結果、破砕・細粒化の進行とともにP波速度が低下することを確認した。特に、湿潤状態においては、P波速度の差が顕著に現れた。バラストにおいても弾性波測定による剛性評価は有効であることが分かった。

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