令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守 (9)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 VI-4 (幸町北8号館 822講義室)

座長:堀 雄一郎(東日本旅客鉄道)

[VI-897] 東北新幹線盛岡~八戸駅間スラブ軌道凍上対策

*堀籠 健1、須藤 裕誠1、平野 将人1、千葉 啓介1 (1. 東日本旅客鉄道株式会社)

キーワード:凍上、凍結指数、断熱材、切取、新幹線

東北新幹線盛岡~八戸駅間は2003年の開業後4年経過した2007年頃から八戸駅周辺で凍上が確認され始めた.凍上の発生を予測することは難しく,冬期のみの変位のため,融凍期には元の線形に戻す等の繰り返し補修となり,コストがかかる.凍上の三大要素は温度,水,地質と言われている.凍上が確認されている箇所はスラブ軌道であり,抜本的な対策(排水溝の設置、路盤の改良)は大規模工事となるため実施できていなかった.そのため,温度に着目した凍上の抑制対策(冷やさない、暖める)を検討し,路盤上に断熱材を敷設した.その結果,凍上を抑制することができ,スラブ軌道の凍上対策について一定の知見を得ることができた.

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