令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守 (9)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 VI-4 (幸町北8号館 822講義室)

座長:堀 雄一郎(東日本旅客鉄道)

[VI-898] 積雪寒冷地におけるCAモルタルの損傷原因とその補修用材料に関する一検討

*髙橋 成汰1、三澤 祥文1 (1. ニチレキ 技術研究所)

キーワード:スラブ軌道補修、寒冷地補修用CAモルタル、CAモルタル、凍結融解抵抗性

スラブ軌道のてん充層に用いられるセメント・アスファルト乳剤モルタル(以下、CAモルタル)は、気象条件が厳しい積雪寒冷地で剥落などの損傷が確認されている。本稿では、寒冷地におけるCAモルタルの損傷原因の推定と、寒冷地補修用CAモルタルの性能および補修効果について報告するものである。検証の結果、積雪寒冷地におけるCAモルタルの劣化は、凍結融解作用により、モルタル内部からカルシウム分が溶出することが主要因と推察された。また、補修で用いた寒冷地補修用CAモルタルは、供用8か月後の、一冬を経過した時点でも健全な状態であることを確認した。

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