[VI-899] トンネル海底部におけるてん充層の劣化度評価
キーワード:新関門トンネル海底部、軌道スラブてん充層、CAモルタル、非破壊試験、リバウンドハンマー
軌道狂いが生じる前にてん充層の劣化を把握・補修することを最終的な目的に,リバウンドハンマーを用いて海底部のCAモルタル劣化状況の定量評価を行った.その結果、補修履歴有のてん充層では,表面は設計強度を保っている一方,レール直下で設計強度を満たしていない箇所が一部確認された.また,補修後からの劣化モードについて示し,概ね1年程度で表面では強度が保たれなくなることを示した。また、補修を繰返す間にその期間も短期化する可能性を示した.補修履歴無のてん充層では,表面が劣化している状況に至っている箇所が多いことを示し,これらのてん充層が今後中長期的にレール直下においても劣化が進行する可能性を示した.
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