軌道保守 (10)

[VI-904] 狭軌用牽引式軌道検測装置

*野口 泰介¹、栗原 宏幸¹ (1. 日本線路技術)

社会的にリスク対応の認識が深まっている地震や豪雨等の大規模災害が発生した場合、軌道検測車による検測業務への支障、復旧前後の軌道状態の迅速かつ精度高い把握といった課題が発生することを踏まえ、通常の軌道検測への活用も視野に入れ、2012年度に開発した標準軌用牽引式軌道検測装置をベースに、在来線軌道検測車と同様の軌道変位項目が検測できること、データ処理及び帳票出力が速やかに行えること、一定延長を連続的に検測可能かつ装置運搬及び載線をスムーズに行えることをコンセプトに、狭軌用牽引式軌道検測装置の開発を行った。性能として、自己再現性や従来型との検測データ比較を行い、実用上十分であることを確認した。