令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守 (10)

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 VI-4 (幸町北8号館 822講義室)

座長:森本 勝(東海旅客鉄道)

[VI-905] 慣性センサを用いたハンディ軌道検測器の開発

*新井 朋也1、永沼 泰州1 (1. 東海旅客鉄道株式会社)

キーワード:ハンディ検測器、微分差分法、座標変換

軌道工事の仕上り検測の効率化を目的として、小型軌道検測装置が使用されているが、小規模な人力作業では依然として糸張り検測が行われている。そこで、すべての軌道工事の仕上り検測を装置化するため、軽量・安価なハンディ軌道検測器を開発した。抜本的な軽量化のため、従来のようなT字型形状でなく、軌間ゲージのようなI字型の一本棒形状とした。ハンディ検測器は2つの測定モードを使い分けることが特徴で、高低・通り測定時には片側のレール上を走行させ、軌間・水準の測定時には左右レールに跨るよう架け替えることで全項目を測定可能である。試作試験の結果、本装置は所望の精度で全項目の軌道狂いを測定することができた。

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