令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守 (10)

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 VI-4 (幸町北8号館 822講義室)

座長:森本 勝(東海旅客鉄道)

[VI-910] 異常値判定手法の改良による軌道変位推移予測プログラムの精度向上

*須藤 雅人1、大島 崇史2、三和 雅史1、田中 博文1、山本 修平2 (1. 鉄道総合技術研究所、2. 東日本旅客鉄道)

キーワード:営業車モニタリング、高頻度検測データ、軌道変位、軌道変位推移、異常値判定、CBM

傾向値算定プログラムは,高頻度に取得された軌道変位の履歴データに基づいて,任意の地点の将来の軌道変位推移を予測するプログラムである.本プログラムは,履歴データより軌道変位進みの確率分布を作成し,新たな検測データが取得される度に,この分布をベイズの手法によって逐次更新することで,傾向の変化への追従性の高い予測を行う.しかしながら,稀に履歴データにノイズ等による外れ値が含まれると,軌道変位進みの分布を適切に更新できず,軌道変位推移の予測精度が低下する.そこで,従来の傾向値算定プログラムで用いられていた異常値判定法を改良し,判定精度を向上した.

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