[VI-979] 臨海部の鋼管杭打設における連結継手部の性能確保について
キーワード:鋼管杭、連結継手管、カッティングツース、杭間隔保持、継手管内洗浄
臨海部等の軟弱な地盤で仮締切りを行い,大規模な掘削を行う際には,強度,水密性等の観点から鋼管杭が広く用いられている.鋼管杭は,港湾構造物,締切工等として多数の施工実績があるが,施工条件によっては,杭打設時の高止まり,接合部の品質不良,打設時の継手の接触やこれに伴う水密グラウトの充填不良等,多くの課題が残されている.これらの課題のうち,仮締切りを目的とした鋼管杭の連結継手部の品質確保について,継手間隔保持や打設後の管内洗浄等の施工時の工夫により、継手管同士の接触や土砂の残留による閉塞を防止し、グラウト充填や水密性を確保することができた。本報はこれらの品質確保のための工夫を報告するものである.
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