令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル (8)

2019年9月3日(火) 08:40 〜 10:10 VI-12 (幸町総合教育棟 第31大講義室)

座長:多寳 徹(安藤・間)

[VI-99] 特殊増粘剤を用いた低セメント量高流動コンクリートのトンネル覆工への適用検討

出口 宗浩1、近藤 諒学1、水野 建人1、*杉本 匡章2、加藤 直樹2、志渡澤 義孝2、西浦 秀明2、桜井 邦昭2 (1. 西日本高速道路 中国支社 米子高速道路事務所、2. 大林組)

キーワード:高流動コンクリート、トンネル覆工、特殊増粘剤、生産性向上

トンネル覆工は,作業員に苦渋作業を強いる,材料分離や充塡不良が生じやすい,施工の良し悪しが作業員の技量に依存される等の課題がある.そこで,作業環境を改善しつつ,少人数でトンネル覆工を施工できる締固めが不要な高流動コンクリートを用いてトンネル覆工を施工することを目的に,室内試験による配合選定および各種の品質試験を行った.その結果,特殊増粘剤と高性能AE減水剤を用いることで,自己充塡性を有する高流動コンクリートが得られた.この高流動コンクリートは,ブリーディングが少なく材料分離抵抗性に優れる.また,初期の強度発現性も良好であり,従来通りのサイクルで施工できることが分かった.

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