GPS・リモートセンシング

[VI-990] A simulation of GNSS availability at a mountainous area construction site Part1: Raytrace simulation at dam construction site

*工藤 新一¹、河野 浩之¹、秤谷 嘉明³、江森 洋都²、古川 玲²、吉敷 由起子² (1. 前田建設工業株式会社、2. 株式会社構造計画研究所、3. フジミコンサルタント株式会社)

Keywords:Dam, Satellite positioning, GNSS, Intelligent construction, 3Dmodel, Raytrace simulation

山間部の建設現場においては，掘削の進捗に伴いGNSS衛星が捕捉しにくくなり，ICT土工が施工不能となる，もしくは掘削精度が悪くなるケースが確認されている．これらの問題を未然に防止するためには，施工時の衛星測位状況を高精度に予測し，GNSSの活用に問題が生じる要因を明らかにすることが重要である．
本稿では，山間部のダム建設現場を対象として衛星測位シミュレーションを実施し，衛星測位状況の実態調査と比較することで，衛星測位予測の精度向上における課題を分析した．その結果，山間部の建設現場におけるレイトレース解析の有効性が明らかとなった．