水環境 (1)

[VII-01] 環境DNA技術を用いたホタルのモニタリング手法

*大野 貴子¹、林 文慶¹、板川 暢¹、上野 義之¹、越川 義功¹ (1. 鹿島建設（株）)

キーワード：環境DNA、ホタル、モニタリング、生物多様性

ホタルは豊かな里山の指標生物であり、全国的に生息地の保全が行われている。ホタルの生息地が有効に活用されるためには、ホタルの生息状況を正確に把握することが重要であるが、飛翔期以外の時期に正確に状況を把握する手法がない。そこで、近年生態学の分野で応用されている環境DNA技術をホタルのモニタリングへ適用することが可能であるかについて検討を行った。ホタルの幼虫の飼育水とホタル生息地にて採水を行い、環境DNAを分析した結果、環境DNAを検出できることが明らかになった。