[VII-09] Study on the occurence process of hypoxia in Amagasaki Canal
Keywords:Amagasaki Canal, Hypoxia
大阪湾湾奥部に位置する尼崎運河は,水位管理下にある停滞性の強い汽水域であり,周辺の事業所からの流入負荷が蓄積しやすく,1年を通して富栄養化している.全水深は4m程度であるが密度躍層が形成されているため鉛直混合が生じにくく,底層では貧酸素水塊が形成されやすい環境となっており,表層で貧酸素化する場合もある.本研究では,数時間スケールの水質変化を捉えることが可能である水質計自動昇降装置の連続データを用いて,表層貧酸素化の発生機構について検討した.表層での貧酸素化は夏季から秋季にかけて発生し,連行現象により降雨による低塩分水が貧酸素水塊と混合することによって発生すると示唆された.
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