[VII-104] 多摩丘陵の急傾斜地崩壊空間における樹木根系の力学的負荷低減効果について
キーワード: 樹木根系、Weibull確率関数、斜面安定解析、FEM、移動による力、崩壊影響範囲
多摩丘陵の斜面林や斜面緑地には地形分類による急傾斜地が散在し、多数の急傾斜地は戸建住宅地や集合住宅団地に隣接している。急傾斜地の表層には環境に応じて、多種多様な植物や樹木が生育していることから、根系の力学的機能により表層崩壊に関わる「作用力と影響範囲」の減少が推測される。このことから、著者らは多摩丘陵の斜面勾配30度、高さ5m以上ある急傾斜地の崩壊が仮に生じた時に設定される「作用力と影響範囲」について、根系を崩壊規模の影響因子として捉え、地形と地質等のパラメータの移行とあわせて各種演算を行った。その結果の差異により、根系の力学的機能による急傾斜地崩壊の負荷低減効果を評価するものとした。
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