[VII-11] カワウコロニーが小規模閉鎖性池の水質に与えた影響
キーワード:カワウ、湖沼、水質、汚濁負荷、富栄養化
カワウは,水域と陸域間の栄養塩循環に大きな役割を果たす一方で,漁業被害やふん尿による栄養塩負荷が問題となる.千葉県木更津市の小規模閉鎖性池の河畔には20年にわたりカワウのコロニーが形成されていた.そこで本研究では,カワウコロニーが小規模池の水質に与えた影響について明らかとすること,さらに,カワウコロニーによる小規模池の水質への影響について負荷推定を行うことを目的とする.調査の結果,窒素とリンの平均濃度がそれぞれ3.4mg-N/L,1.6mg-P/Lとなり,極端な富栄養化とN/Pの低下が見られた.一方で,カワウのふん尿の窒素とリンが池水に溶けだした割合は2%程度と見積もられた.
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