令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

環境計画 (3)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 VII-1 (幸町総合教育棟 多目的室6)

座長:佐藤 厚子(寒地土木研究所)

[VII-111] ポーラスコンクリート水路における植生追跡調査

*高山 晴夫1、越川 義功1、増岡 臣一2、植村 謙之介3 (1. 鹿島建設、2. ケミカルグラウト、3. フォルテック)

キーワード:ポーラスコンクリート水路、植生調査、生活型組成、種多様性

圃場整備に伴う水路の整備において,多自然型護岸として内部に連続空隙を持つポーラスコンクリート(以下,POC)で,植生工を省略した事例についての多自然化効果を示した報告がある.POC護岸における植生の状況は,護岸部の維持管理作業に大きく関わるものの,POC護岸の植生を長期間追跡調査した事例はほとんどない.同水路のPOC護岸部の植生について,整備後15年経過時点における調査を実施した.その結果,施工直後より大幅に出現種数が増加し,種多様性も高くなっていた.植被率,種多様度は安定し,一方で通水性,維持管理作業に影響する大型木本植物の過繁茂は見られず,良い状態を保っていた.

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