[VII-113] ホタル保全の湿地における外来種アメリカザリガニの疑似巣穴による捕獲に関する試み
キーワード：ホタル、アメリカザリガニ、疑似巣穴、捕獲調査
ホタルの保全活動では，ホタルを捕食するザリガニを捕獲することが重要である. 本報では，ザリガニの個体数を抑制するため，塩ビ管を利用した疑似巣穴による捕獲調査の結果を報告する．調査の結果，気温の低い冬季において疑似巣穴を用いたザリガニの捕獲が可能であることが確認された．ホタル保全活動の視点で見ると，疑似巣穴を用いた捕獲方法は，餌を必要としないことから低コストであり，さらに水質悪化への影響が少ないことからザリガニの防除として有効である．
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