[VII-13] 凍結防止剤及び融雪剤に対する人工土壌を用いたシマミミズの急性毒性試験
キーワード:急性毒性試験、ミミズ、半数致死濃度、人工土壌、凍結防止剤、融雪剤
積雪寒冷地では,冬期に凍結防止剤が使用されている.一方,塩化物系の凍結防止剤散布による沿道環境への負荷が懸念されており,土壌生物に対する知見は少ない.本研究では,OECDで制定されるシマミミズ Eiseinia fetida を試験生物とした急性毒性試験TG207 に準拠し,3種類の融雪剤,凍結防止剤に対する影響を調べた.その結果,シマミミズに対する人工土壌を用いた14日間の半数致死濃度LC50は塩化カルシウムで8.96 g/kg,塩化ナトリウムで4.32 g/kg,塩化ナトリウムとプロピオン酸ナトリウムの混合物で3.83 g/kgという値が得られた.これらの値の比較から土壌生物に対する知見を得た.
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