令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

放射性廃棄物 (3)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 VII-2 (幸町南6号館 第1講義室)

座長:白瀬 光泰(原子力環境整備促進・資金管理センター)

[VII-146] 中庸熱セメントと高炉スラグ微粉末を使用したモルタルの基本物性に関する検討(その2)

*矢ノ倉 ひろみ1、杉橋 直行1、依田 侑也1、髙橋 圭一1、工藤 淳2 (1. 清水建設株式会社、2. 日本原燃)

キーワード:高炉スラグ、大量使用、凝結、断熱温度、スラグ活性、膨張材

低レベル放射性廃棄物処分施設に用いるセメント系充てん材には,間隙通過性とセルフレベリング性を長時間確保するため,5時間後のスランプフローを65cm以上確保するとともに,凝結の終結は48時間以内を目標とした配合が設定されている.本配合は,中庸熱ポルトランドセメントと高炉スラグ微粉末を1:9の比率で用いているため,外気温や材料品質の変動を受けやすいことから,充てんモルタルの品質安定化を目的に混和剤の種類やスラグの置換率を変更した配合を指向し,既報で報告している.本研究では,既報の選定配合から更なる凝結の終結時間の改善のため新に選定した配合の基本物性について,既往の配合との比較を含めて報告する.

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