[VII-147] 硬化過程のモルタルを対象とした放射線分解ガス放出量の評価
キーワード:モルタル、硬化過程、ガンマ線照射、放射線分解、地層処分、TRU等廃棄物
TRU廃棄物処分場で廃棄体パッケージ周辺にモルタルを充填した際に放射線分解によって発生する水素ガスの発生量を評価するために,放射線照射試験を実施し,モルタルの硬化過程と水素ガスの発生速度の関係を評価した。練り混ぜ直後のモルタル試料を用いて,ガンマ線線量率,温度,凝結遅延剤の有無を変えた5水準のガンマ線照射試験,3水準の自由水量試験を実施し,試験開始後最大28日間における水分および水素ガスの放出量を計測した。試験結果に基づき,ガンマ線照射によりモルタルから放出される水素ガスのG値を算出した結果,今回のG値はバルクの水のG値よりも大きくなっており,固体と水の界面による影響と考えられた。
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