[VII-149] 発熱性セメント固化廃棄体の模擬供試体による
高温履歴と圧縮強度及び物質移動抵抗性の関係性評価
キーワード:セメント固化技術、核種閉じ込め性、力学的安定性、圧縮強度、物質移動抵抗性
現在、セシウムを吸着したゼオライトの処分方法の確立が急務になっている。この処分方法としてセメント固化技術が、選択肢の一つとされている。処分方法を検討するにあたり,核種閉じ込め性はもとより,発熱性を考慮する必要がある.本研究では、セメント固化技術の実現性検討に向けて、高温履歴を付与した模擬廃棄体を作製し、圧縮強度と物質移動抵抗性の評価を行った。実験の結果、高温履歴を受けた供試体は、初期材齢で圧縮強度が増加した。しかし、長期にわたって高温履歴を受けた供試体は、脆弱化することが確認された。また、フライアッシュを併用した供試体は、高温履歴を受けることでポゾラン反応が促進し、物質移動抵抗性が向上した。
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