令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

放射性廃棄物 (4)

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 VII-2 (幸町南6号館 第1講義室)

座長:松井 裕哉(日本原子力研究開発機構)

[VII-154] 吸水過程における温度変化を考慮したベントナイト緩衝材の膨潤圧試験

*武藤 尚樹1、金澤 伸一1、市川 希1、小林 千莉1、柳井 正樹1、石山 宏二2 (1. 福島工業高等専門学校、2. 西松建設(株)技術研究所)

キーワード:地層処分、ベントナイト、カオリン、膨潤圧試験

高レベル放射性廃棄物地層処分において,廃棄体周囲に充填する緩衝材の主原料として,著しい吸水膨潤性と難透水性を有するベントナイトが選定されている.処分期間中,緩衝材にはガラス固化体の崩壊熱による高温影響が作用するため,地層処分の安全性評価に向けて,温度変化を考慮したベントナイトの膨潤特性の解明が必要である.そこで,本研究では,温度変化を考慮したベントナイトの膨潤圧試験を実施した.さらに,一般的な粘土鉱物との比較として,カオリンを用いた同様の試験を実施した.試験結果より,両粘土において温度上昇に伴う膨潤圧の増加傾向がみられた.また,ベントナイトの膨潤圧の経時変化において,2つの増加過程がみられた.

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