令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

放射性廃棄物 (4)

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 VII-2 (幸町南6号館 第1講義室)

座長:松井 裕哉(日本原子力研究開発機構)

[VII-157] 高レベル放射性廃棄物の地層処分における 地下施設からの湧水量評価のためのマルチスケールモデル化・解析技術の開発 ―(その3)処分坑道の掘削過程における湧水量評価への適用-

*三枝 博光1、鈴木 覚1、野尻 慶介1、田中 達也2、橋本 秀爾2、鐙 顕正2 (1. 原子力発電環境整備機構、2. 株式会社 大林組)

キーワード:割れ目ネットワークモデル、処分坑道、局所的湧水量、掘削手順、グラウチング

高レベル放射性廃棄物の地層処分においては,廃棄体を定置するために数100 kmにおよぶ処分坑道の建設を予定しており,処分坑道に遭遇する各割れ目からの湧水量の推定や,この湧水量の推定結果を踏まえたグラウチングや処分坑道の掘削手順の工夫といった湧水抑制対策効果を事前評価することが重要となる.本検討では,このためのモデル化・解析技術を構築することを目的として,割れ目ネットワークモデルを用いた地下水流動解析を実施した.その結果,高透水割れ目との遭遇による局所的な湧水の発生箇所の事前予測や,サイトの特性に応じた湧水抑制対策を選択するための事前検討において,適用した解析手法が有効であることが確認できた.

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