放射性廃棄物 (4)

[VII-157] Development of multi-scale modeling method for evaluation of inflow rate into underground facilities for high level radioactive waste disposal - (Part 3) Application for evaluation of inflow rate into disposal tunnels-

*三枝 博光¹、鈴木 覚¹、野尻 慶介¹、田中 達也²、橋本 秀爾²、鐙 顕正² (1. 原子力発電環境整備機構、2. 株式会社　大林組)

Keywords:Discrete fracture network model, disposal tunnel, Local inflow rate, construction procedure, grouting

高レベル放射性廃棄物の地層処分においては，廃棄体を定置するために数100 kmにおよぶ処分坑道の建設を予定しており，処分坑道に遭遇する各割れ目からの湧水量の推定や，この湧水量の推定結果を踏まえたグラウチングや処分坑道の掘削手順の工夫といった湧水抑制対策効果を事前評価することが重要となる．本検討では，このためのモデル化・解析技術を構築することを目的として，割れ目ネットワークモデルを用いた地下水流動解析を実施した．その結果，高透水割れ目との遭遇による局所的な湧水の発生箇所の事前予測や，サイトの特性に応じた湧水抑制対策を選択するための事前検討において，適用した解析手法が有効であることが確認できた．