放射性廃棄物 (5)

[VII-167] 種類の異なるベントナイトを混合した覆土材の検討

*千々松 正和¹、小栗 光¹、工藤 淳²、伊藤 裕紀²、伊藤 喜広³ (1. 安藤ハザマ、2. 日本原燃、3. 東電設計)

キーワード：放射性廃棄物、浅地中ピット処分、ベントナイト混合土、透水係数

低レベル放射性廃棄物処分施設における難透水性覆土に関しては長期の状態変化を考慮してCa型ベントナイト混合土の適用が検討されている。しかしながら、Ca型ベントナイト混合土の場合、初期性能（低透水性）がNa型ベントナイト混合土より劣るため、施工時性能の確保が難しい。そこで、Na型とCa型のベントナイトをブレンドした仕様について検討した。その結果、Ca型単体使用で課題となる施工時の透水係数確保に対し、有効な改善手段となりえることが分かった。また、Na型単体使用の課題である膨潤変形による密度低下に対しては、その影響を小さくできる可能性がある。