バイオレメディエーション (2)

[VII-26] Development of In-Situ Remediation for VOCs Contaminated Ground Using Iron Powder with Nutrients

*森 一星¹、緒方 浩基¹、西田 憲司¹、佐藤 祐輔¹、日笠山 徹巳¹ (1. 大林組)

Keywords:VOCs, In-Situ Remediation, Iron Powder, Bioremediation, Laboratory Test

原位置鉄粉混合工法は高濃度VOCs汚染を短期間に浄化できるが，鉄粉がVOCs分解効果を持続できる期間は短い．土壌汚染対策法で新たに規制されたクロロエチレン（CE）はトリクロロエチレン等の分解により生成される．CEは親物質と比較して地下水基準が1オーダー低く，従来の鉄粉混合工法ではCEが生成されると再施工等も含め基準適合まで長期間を要すことが懸念される．そこでVOCs分解効果を長期間持続できる微生物浄化手法と鉄粉混合工法との組合せが有効と考えた．室内試験で鉄粉との併用に適した微生物栄養剤を選定し，従来工法ではCEの浄化に長期間を要す条件下でも開発手法により再施工なく浄化できる可能性を見出した．