[VII-37] 海域への排水に伴う発泡対策に関する一考察
キーワード:排水、発泡、LCC
臨海域のプラント設備等から海域へ直接排水を放流する際,排水路や排水口での空気連行によって水面に多量の泡が発生する場合がある.現状では発泡の抑制が十分に考慮された排水設備の設計は行われているとは言えず,発泡現象が問題となった後に事後的に追加対策を行う場合が多いが,対策後も長期的に亘り維持管理が必要となることが多い.本稿では,発泡の発生原因を整理した上で,発泡が問題となる事例の設計上の問題を明らかにすると共に,有効な発泡抑制対策を検討した。その結果,構造見直しによる対策費用が,構造見直しを行わない対応と比較して,経済的となる場合があることが示唆され,設計で発泡現象の検証する必要性が確認された。
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