令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

下水排水処理

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 VII-2 (幸町南6号館 第1講義室)

座長:小野寺 崇(国立環境研究所)

[VII-44] メッシュ担体を用いた回転ろ床法による都市下水処理

*高木 稜太1、幡本 将史1、渕上 俊次1、渡利 高大1、川上 周司2、山口 隆司1 (1. 長岡技術科学大学院、2. 阿南工業高等専門学校)

キーワード:回転円盤法、都市下水処理、同時硝化脱窒、メッシュ担体

回転円盤法は, 微生物保持量が少ないために十分な処理水質が得られないといった欠点がある. そこで, 回転円盤をメッシュ状担体に置き換え, 微生物保持量を増加させた新たなリアクターを作成し, 都市下水を対象に回転速度5.0 rpm, HRT4時間で運転した. sCOD表面積負荷は平均で27 g-COD m-2 day-1, sCOD除去率は平均で67 %であった. NH4+-N表面積負荷は平均で3.6 g-NH4+-N m-2 day-1であり, NH4+-N除去率は平均で41 %であった. 本研究で観測された高いsCOD・NH4+-N除去性能は18000 g-TVS m-3に及ぶ高い保持汚泥が担体上に保持できたためだと考えられた.

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