令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

下水排水処理

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 VII-2 (幸町南6号館 第1講義室)

座長:小野寺 崇(国立環境研究所)

[VII-46] MBRにおける低有機物負荷運転が膜槽汚泥性状および微生物叢に及ぼす影響

*鞍立 大喜1、滝本 祐也1、幡本 将史1、牧 慎也1、渡利 高大1、川上 周司2、山口 隆司1 (1. 長岡技術科学大学、2. 阿南工業高等専門学校)

キーワード:MBR、都市下水、16S rRNA遺伝子解析

膜分離活性汚泥法(MBR)は様々な利点から注目されているが、継続運転に伴う膜面付着層の発生現象(膜ファウリング)が主要な課題となっている。膜ファウリングはMBR槽内の微生物が産生する細胞外ポリマー(EPS)により深刻化するとされているが、詳しいメカニズムは分かっておらず、膜ファウリングを意図的に短期間で発生させることは困難である。本研究では意図的に短期間で膜ファウリングを発生できることが確認された低有機物負荷運転における膜ファウリング現象を解明するために、都市下水を対象としたAO-MBRを低負荷条件で運転し,膜槽汚泥性状の変化と膜ファウリング発生の関係を明らかにすることを目的にした。

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