[VII-47] 低有機物負荷A/O-MBRで発生するバイオフィルムにおける未培養門細菌の役割
キーワード:低有機物負荷運転、共焦点レーザー顕微鏡、バイオフィルム、16S rRNA遺伝子解析
本研究では、MBRで主要な課題の膜ファウリングにおいて、原因である膜面バイオフィルム中での未培養門細菌の役割を解明することを目的としている。膜ファウリングが発生したバイオフィルムからは未培養門細菌が優占して検出されているが、バイオフィルム中での挙動は明らかにされていない。結果として、共焦点レーザー顕微鏡による解析では中期のバイオフィルムにおいて特定の細菌がコロニーを形成していることが確認された。微生物解析からは、膜上に発生した純粋なバイオフィルムに未培養門細菌が優占することを見出した。従って、未培養門細菌は膜ファウリング発生時において、初期段階のバイオフィルム形成を担っていることが示唆された。
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