嫌気性処理

[VII-51] Elucidation of the cause of new anaerobic bulking occurred in EGSB reactors treating food-manufacturing organic wastewater

*原田 淳¹、山口 剛士²、成廣 隆³、中野 淳⁴、山田 剛史¹、岡﨑 祐輝¹ (1. 豊橋技術科学大学大学院、2. 松江工業高等専門学校、3. 産業技術総合研究所、4. 住友重機械エンバイロメント株式会社)

Keywords:EGSB reactor, Anaerobic bulknig, Methanosaeta, Chloroflexi

Expanded granular sludge bed (EGSB) リアクターの普及や適用廃水の拡大に伴って、ある種の糸状性微生物の異常増殖による嫌気性バルキング現象が表面化している。しかしながら、バルキングメカニズムはおろか原因微生物に関する情報すら得られていない。そのため本研究では、EGSBリアクターで発生した嫌気性バルキングの原因菌の解明とバルキングメカニズムを解明することを目的とした。その結果、当該嫌気性バルキングには、糸状性の形態を有するユリアーキオータ門に属するメタノサエタ属アーキアとクロロフレキシ門細菌が関与していることが示唆された。