嫌気性処理

[VII-52] Establishment of endosymbiosis between the anaerobic protist Cyclidium sp. and various methanogen

*平片 悠河¹、幡本 将史¹、渡利 高大¹、山口 隆司¹、押木 守²、荒木 信夫² (1. 長岡技術科学大学、2. 長岡工業高等専門学校)

Keywords:Anaerobic protozoa, UASB reactor, methanogen, Endosymbiosis

都市下水を処理するUASB槽内には細菌・古細菌だけでなく、原生動物が存在している。嫌気性の原生動物の細胞内には、水素資化性メタン生成古細菌を共生しており、原生動物細胞内で発生した水素をメタンに転換していることが知られている。従って、水素資化性メタン生成古細菌を共生させた嫌気性原生動物は、単体で有機物をメタンへと分解可能であり、UASB槽内において有機物分解及びメタン生成に同時に寄与していると考えられる。しかし、この細胞内共生は未解明な部分が多い。そこで本研究では、嫌気性原生動物Cyclidiumsp.と異なる種のメタン生成古細菌との共培養実験を行い、細胞内共生が構築されるかを調査した。