令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

下水汚泥利用・リン回収

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 VII-2 (幸町南6号館 第1講義室)

座長:渡利 高大(長岡技術科学大学大学院)

[VII-58] 消化汚泥の燃焼・熱分解による窒素成分の発生挙動に関する基礎検討

*加藤 雄大1、小島 啓輔1、隅倉 光博1、川口 正人1 (1. 清水建設株式会社)

キーワード:下水汚泥、アンモニア、燃焼、熱分解

下水汚泥からのアンモニア(NH3)回収を目的に、消化汚泥を1,000℃まで加熱して燃焼・熱分解した際に発生する窒素成分を測定した。
 結果、汚泥中に存在する溶存NH4+は100℃までの加熱によってほとんどがNH3として発生するが、固形分に含まれる窒素成分は1,000℃まで加熱してもNH3としての発生量は小さいことがわかった。また、燃焼と熱分解で発生するガスの種類や量が異なり、熱分解の方がNH3の発生量が大きく、N2Oといった地球温暖化係数の高いガスを削減できる可能性が示された。

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