令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

下水汚泥利用・リン回収

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 VII-2 (幸町南6号館 第1講義室)

座長:渡利 高大(長岡技術科学大学大学院)

[VII-62] 農地還元可能なリン酸除去材のカラム試験による現場適用性評価

*藤井 雄太1、大島 義徳1 (1. 大林組)

キーワード:リン除去、農地還元、土、カラム試験、SV値、現場適用性

水景を利用した施設における低コストな藻類・濁り予防方法の開発のため、農地還元可能な土系資材を用いたカラム試験を実施した。それをもとに、水中のリン酸をアオコの発生限界値程度まで除去できる資材当たりの対象水量(SV値:単位時間流量/資材量)の範囲や破過までの時間を評価し、現場適用性を検討した。その結果、SV値=1では132日経過後もPO4-P濃度が定量下限値(0.03 mg/L)未満を維持した。またSV値=2の条件では108日間リン酸除去性能を維持でき、単位資材量当たりのPO4-P吸着量が市販材の約2.6倍と優位であった。今後は添加材との組み合わせによる資材の性能向上を目指していきたい。

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