[VII-69] 鶴見川芦穂橋周辺におけるHiビーズによる臭気抑制効果の検証について
キーワード:石炭灰造粒物(Hiビーズ)、臭気抑制、底質改善
神奈川県横浜市鶴見区の河口から東京湾へ注ぐ鶴見川では感潮区間の湾曲部において,底部へ堆積したヘドロによる底質環境の悪化により,臭気を発する状況を生じていた.このため,国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所により石炭灰造粒物(Hiビーズ)を活用した底質改善が行われ,その後,効果検証のためのモニタリング調査を実施した.モニタリング調査の結果,臭気の低減が確認され,これはアルカリ性質であるHiビーズにより底質が弱アルカリ環境になったことで,臭気のもととなる硫化水素の発生が抑制されたためと考えられる.
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