[VII-79] 産業廃棄物処分場におけるカルシウムスケール抑制を目指したCa 吸着層に用いる材料選定に係わるカルシウム吸着特性評価
キーワード:廃棄物処分場、浸出水、カルシウムスケール、吸着、吸着層敷設
産業廃棄物処分場において,廃棄物由来のカルシウムが浸出水に溶出し,浸出水の処理の過程で配管やポンプ等にスケールとして付着し,施設運営や維持管理において問題となる。そこで本研究では物質の吸着現象に着目し,カルシウム吸着層の敷設によってカルシウムを吸着させるカルシウムスケール対策を検討する。ハロイサイト,関東ローム,活性炭,コーヒー抽出残渣,タイヤチップを用意して,塩化カルシウム水溶液を用いたカラム式吸着試験によって材料毎のカルシム吸着特性を評価した。その結果,コーヒー抽出残渣や関東ロームで効果的なカルシウム吸着能力が認められ,どちらも自然含水比が高いため,材料の水分状態の影響が示唆された。
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