循環資源・CCS (1)

[VII-82] Environmental impact assessment of blast furnace slag cement considering environmental impact allocation in blast furnace slag production

*柴崎 悠吾¹、河合 研至¹、桐野 裕介²、新見 龍男³ (1. 広島大学大学院工学研究科、2. 太平洋セメント、3. トクヤマ)

Keywords:blast furnace slag, CO2 emissions, environmental impact allocation, cost, environmental impact assessment, steel

高炉セメントの利用は二酸化炭素の削減ができるとされている。これは、高炉スラグ微粉末産出時における二酸化炭素排出量が考慮されておらず、すべて鉄鋼生産が受け持つことが前提となっているためである。そこで、高炉スラグ産出による環境負荷を正当に評価するために、生産量やコストなどを用いてCO₂排出量を配分し、高炉セメントのCO₂排出量への影響を考察した。結果、生産量による配分では高炉セメントは環境負荷増加につながり、コストによる配分では高炉セメントは環境負荷低減につながると評価された。