[VII-88] 粘土瓦のリサイクル：コンクリート粗骨材への適用
キーワード：使用済み瓦、瓦チップ、リサイクル、コンクリート、RC梁部材、粗骨材
日本では多くの家屋に屋根瓦が用いられ，家屋解体時や災害時には，大量の使用済み瓦が排出される．しかしその大半は埋め立て処分されており，資源化が課題となっている．破砕・整粒処理された使用済み瓦を瓦チップとし，コンクリートの粗骨材として再利用することについて検討する．本論文ではいぶし瓦と釉薬瓦の瓦チップを用いた混合瓦コンクリートおよび，混合瓦コンクリートを用いたRC梁部材を作製した．混合瓦コンクリートの圧縮強度は材齢7日で30N/mm2程度になり，利用可能な強度であった．RC梁部材の最大荷重は216kN，破壊挙動は一般RC梁部材と同様であり，混合瓦コンクリートは梁部材への適用が可能であると言える．
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