[VII-99] 土中に混入する外来生物の防除に関する基礎的検討
キーワード:外来生物、拡散防止、熱処理、室内実験
物資や人の往来に伴い国外より侵入した外来生物は,我々の生活や自然環境へ様々な影響を及ぼしている.そのため,侵入防止とともに侵入した地域からの拡散防止が必要とされる.国内の建設工事では,多くの土砂が場外搬出され,搬出した土砂等に紛れて外来生物を拡散させる可能性がある.筆者らは,土砂等の移動による外来生物の拡散防止策の確立を目的に,土砂等に混入する外来生物の熱処理による殺滅検討を行っている.基礎検討として行った室内実験(①アレチウリ種子の殺滅条件、②熱処理方法の検討)より,①殺滅条件は85℃以上5分間、②土中の蒸気噴出管を用いた蒸気噴出により一定範囲で土中温度が上昇するということがわかった.
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