[CS1-31] 高専を活用した地方自治体規模の防災・減災意識調査
キーワード:台風19号(令和元年東日本台風)、短期間連続災害、防災・減災意識、アンケート調査
福島県いわき市は,令和元年に発生した台風19号および10月25日の大雨による豪雨災害を連続で経験した.本研究では,市内広域から教職員・学生が集まる福島高専内でアンケート調査を実施し,内閣府による同災害の大規模アンケート調査結果と比較することで,学内での調査から災害時のいわき市全域の傾向を読み取ることができるか検証を行った.その結果,内閣府の調査と同様な傾向を示し,母集団の規模に対して調査実施の比較的容易な標本としての高専の有用性が確認できた.また,短期間連続災害の過程における防災・減災の意識変化を分析したところ,近年問題となっている災害時の正常性バイアスが顕著に現れる傾向となった.
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