[CS10-11] 断層変位によって形成されるプルアパート構造についての有限要素解析
キーワード:活断層、断層変位、プルアパート、有限要素法、最適化
二つの断層面の断層変位に起因するプルアパート構造形成についての知見を得ることは,その構造付近での強震動解析や断層変位解析のための断層面設定において重要である.先行研究は個別の事例研究に限られ,その素過程に関する知見は乏しい.ここではFEMにと最適化手法を組み合わせ,プルアパート構造の特徴である沈降変位場および断層面上の横ずれが最大化される断層面配置を推定した.結果,断層面上の横ずれ成分を最大化するケースでは,断層面の傾斜角はほぼ90°で5km程度の間隔を要すること,地表の沈降を最大化するには,断層面を5km程度オーバーラップさせた上で最大主応力方位をN56Wとすること等の知見を得た.
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