令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

地盤振動

座長:山田 雅行(ニュージェック)

[CS10-42] 2018年大阪府北部の地震で震度6弱が観測された茨木市の地盤の振動特性と速度構造

〇小林 巧1、森 伸一郎1 (1.愛媛大学)

キーワード:2018年大阪府北部の地震、墓石、微動アレイ探査、単点微動測定、S波速度構造、卓越周期

2018年6月18日に大阪府北部の地震(Mj6.1)が発生した.発災直後に気象庁や防災科学技術研究所が公開した推定震度分布では,高槻市や茨木市の広範囲で震度6弱が推定されていた.墓石挙動調査で茨木市では約3 kmの間で墓石による震度が5強から6強と大きく変わっており,地盤構造の違いが予想された.本論文では,それらの地域の振動特性と速度構造を明らかにするためにこの地域で,単点微動測定と微動アレー探査を実施した.その結果,茨木市中心部は,北から南に向かい表層が深くなることがわかった.また,墓石震度6強の地域は約0.2秒,6弱は0.1秒,5強は0.3秒の周期が卓越する地盤であった.

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