令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

地盤振動

座長:山田 雅行(ニュージェック)

[CS10-49] 表層地盤の基盤不整形性を考慮した甲府市街地における地震被害推定の高度化

〇吉田 旭宏1、鈴木 猛康1、宮本 崇1 (1.山梨大学大学院)

キーワード:甲府市街地、常時微動観測、表層地盤の2次元地震応答解析、非線形地震応答解析、震災の帯

現在の地震被害推定手法は,表層地盤構造を水平成層と仮定し,過去の別の地域の被害関数を用いて構造物の被害棟数を推定している.この手法では,ローカルサイト効果を考慮することができず,地震被害推定としての分解能が高くない.そこで,甲府市街地において密な常時微動観測,表層地盤構造の2次元地震応答解析,構造物の非線形地震応答解析を行い,甲府市街地のローカルな地震被害推定を実施した.その結果,入力地震動や構造種別,場所によって被害の様相が大きく変化することがわかった.本手法を用いることで,地震被害推定としての分解能が格段に向上し,ローカルサイト効果をきちんと評価した地震被害推定が可能となる.

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