令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

地震応答・耐震性能

座長:古川 愛子(京都大学)

[CS10-22] 底部拡幅ケーソン基礎式桟橋の耐震性に関する実験的検討

〇二宮 庸平2、長尾 毅1、山岡 理恵1、柴田 大介3 (1.神戸大学、2.オリエンタル白石、3.日本港湾コンサルタント)

キーワード:根入れ式ケーソン基礎工法、底部拡幅、桟橋、鉛直地盤反力、水平載荷実験

ケーソン基礎式桟橋の耐震性をより高めるには,基礎を拡幅することが一般的対処法である.ただし,基礎を拡幅することは工費と慣性力の増大につながる.そこで,ケーソン基礎の底部のみを拡幅する形式を考案した.この底部拡幅ケーソン基礎式桟橋の耐震性を評価するため,模型を用いた水平載荷実験を行った.その実験結果から,基礎底面幅の違いにより変形抵抗に違いがあることを確認した.拡幅タイプは,回転中心がラーメン構造中心に近くなるとともに基礎底面反力分布幅が広くなるので,モーメント反力が大きくなり,通常タイプに比べて回転抵抗が大きくなる.また,荷重と変位の関係から,拡幅タイプは滑動抵抗性能においても優れる.

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